納戸とは建築基準法における居室以外の部屋を指す言葉であり、間取り図ではサービスルームの「S」と表記されます。
一般的には収納スペースのイメージが強い納戸ですが、その用途に制限はなく自由に使用可能で上手く活用すれば、より快適な暮らしができるでしょう。
今回は、納戸がある間取りの賃貸物件に住むメリットと注意点について解説します。
納戸がある間取りの賃貸物件に住むメリット
納戸のある賃貸物件は、収納スペースを広く確保できるのが特徴です。
実際の広さは物件ごとに異なりますが、納戸をウォークインクローゼットのような大容量収納スペースとして活用すれば、居住空間が煩雑になるのを防げます。
季節物の家電や来客用の布団など、使用頻度の少ない荷物をしまう場所としてもおすすめです。
なお、納戸はあくまで採光面積の問題から居室として認められていない空間であり、収納に使わなければいけない部屋というわけではありません。
居室として利用する、独立した静かな作業スペースにするなど、アイデア次第でさまざまな活用方法が考えられるでしょう。
日光が入りにくい点をメリットと捉えた場合、服や本など劣化を防ぎたい物品の収納場所としても適しています。
そして面積で比較した場合の家賃の安さもメリットです。
賃貸物件は居室が多ければ多いほど家賃が高くなるのが一般的であり、同じ面積で3LDKの間取りの部屋と2LDKSの間取りの部屋があった場合、2LDKSのほうが家賃は安くなります。
納戸がある間取りの賃貸物件に住む際の注意点
納戸は窓が小さい、あるいは窓自体が存在しない場合が多いため、通気性はよくありません。
サーキュレーターを用いて風通しを良くする、除湿機を置いて湿気を取るといった工夫をしないと荷物にカビが生える場合もあるでしょう。
作業場や書斎として長時間利用する場合は、意識的に換気する習慣を付けることが大切です。
また、基本的に暗い空間になる点もデメリットといえるでしょう。
窓がある場合でも居室に比べると薄暗くなりがちであり、窓がない場合は照明を付けなければ作業や荷物の出し入れができません。
そして納戸は法律上居室として認められていない空間なので、通常の居室ではあって当然の設備や構造が存在しない可能性があります。
具体的には、コンセントやテレビ端子、電話回線といった設備がない場合があるため、居室や作業場として使いたい場合は、事前に有無を確認しておきましょう。
同様に、専用のダクトも存在しないためエアコンの設置が難しい場合があります。
夏場や冬場に長時間利用する場合は、なんらかの室温対策を考えなければいけません。
まとめ
納戸のある賃貸物件は広い収納スペースが確保しやすく、同じ面積の物件と比べ家賃が安いというメリットがあります。
ただし、納戸は日当たりの悪さや通気性の悪さといったデメリットがあるため、事前にしっかり内見しどういった活用方法が可能か確認しておきましょう。
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