住人同士の距離が近い賃貸物件では、しばしば騒音問題がトラブルの原因となります。
トラブルを避けるためには防音対策が重要になってきますが、原状回復義務のある賃貸物件では可能な対策も限られてくるでしょう。
そこで今回は、賃貸物件でもできるおすすめの防音対策などをご紹介します。
賃貸物件でもできるおすすめの防音対策①床
床から下の階に響く騒音には、重量床衝撃音と軽量床衝撃音の2種類があります。
重量床衝撃音は、子どもが走る足音や重い物を落としたときのドシンという重い音です。
軽量床衝撃音は、比較的軽く高い音であり、食器などの軽い物を落とした際や歩行時に発生します。
これらの振動音に対する防音対策としては、防音カーペットや防振マットを敷く対策が有効です。
遮音性能を示す遮音等級(L値)が設定されているので、場所や用途ごとに適したものを選びましょう。
振動が伝わりやすい物件や大きな音が出る部屋では、複数枚重ねる方法も有効です。
またスリッパを履くだけでも、階下に伝わる軽量床衝撃音は軽減されます。
賃貸物件でもできるおすすめの防音対策②壁
壁の防音対策を考える際には、吸音・遮音・防振という3つの防音の方法があります。
これらの防音を知ったうえで、適切な防音材を選ぶことが大切です。
吸音とは、音の反響を防ぐ防音方法であり、会話やオーディオの音に大きな効果を発揮します。
吸音性能を高めるためには、ウレタン防音材を壁に貼る対策などが有効です。
遮音は、音を跳ね返すことにより騒音が壁を通過することを防ぎます。
遮音性を高めるためには、遮音シートを貼り付ける対策が有効です。
防振は振動を伝わりにくくする防音対策であり、制振シートを貼り付けるといった方法が効果を発揮します。
いわゆる防音シートと呼ばれる製品でも、上記3点の防音性能はそれぞれ異なるため、発生しやすい音の種類などを基準に適切なものを選びましょう。
賃貸物件においては、跡を残さずに撤去できるかどうかも重要なポイントです。
賃貸物件でもできるおすすめの防音対策③天井
賃貸住宅では、世帯によって家族構成やライフスタイルが異なるため、どうしても上の階からの音が気になってしまう場合もあるかもしれません。
そういったケースでは、自身で天井に防音対策を施すのがおすすめです。
防音材を天井に貼り付け、音が伝わるのを防ぎましょう。
とくに、上階から伝わりやすい会話の声や振動音を防ぐためには、吸音材と遮音材を併用する方法が効果を発揮します。
ただし天井への防音対策は、床や壁への対策に比べ施工難易度が高めです。
道具や技術が十分でない状態で無理をすると、怪我をする可能性もあります。
そのため難しいと感じた場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
まとめ
賃貸物件における防音対策は、自身が騒音トラブルの加害者にならないためにも重要です。
まずは床・壁・天井のどの部分に対策が必要なのか、どういった音に対する対策が必要なのかを把握してから、具体的な対策方法を考えましょう。
寝屋川市・枚方市で女性やご高齢の方のお部屋探しなら、私たちReiwaHomeにお任せください。
お客様のお悩みに真摯にお応えいたしますので、ぜひお問い合わせください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓